VMware Workstation Pro 17をWindows11にインストールする方法を検証してみました。
普段使っているWindows 11に、「VMware Workstation Pro 17」という仮想化ソフトをインストールしてみたので、その手順をまとめました。
VMware Workstation Pro 17は、ひとつのPCの中で複数のオペレーティングシステムを同時に動かすことができる便利なツールです。開発や動作確認、あるいは特定のOSでしか動かないアプリを使いたいときなど、幅広く活用されています。
この記事では、実際に試したインストールの流れを、注意しておきたいポイントとあわせて順番にご紹介していきます。
WorkstationPro17とは?
1台のパソコンの中に、もうひとつ別のパソコンを作れる。
そんなイメージで使えるのが、VMware Workstation Pro 17です。
たとえば….
Windows 11が入っているPCの中で、Windows 10を動かしたり、Linuxを立ち上げたりすることもできます。
もともとWindowsやLinuxといったOS上で動くソフトで、仮想マシンの作成や管理を手軽にできるように作られています。
WorkstationPro17の導入メリット
普段使っているパソコンの中で、別のOSを立ち上げて作業できたら便利だな、と思ったことはないでしょうか。
VMware Workstation Pro 17を入れれば、それができるようになります。
たとえばWindows 11を使いながら、その上で違うOSを起動して動作確認をしたり、ちょっとしたソフトを試したり。
しかも、スナップショットという機能を使えば、今の状態をまるごと保存できるので、設定変更して失敗してもすぐ元に戻せるのも心強いポイントです。
WorkstationPro17の導入手順
VMware Workstation Pro 17をWindows 11Proにインストールする手順を以下に示します。
※ 画像上の赤枠は説明のために付与しています。
※ 画像を選択すると拡大表示できます。
① Broadcomのアカウント作成
「 VMware Workstation Pro 17」をダウンロードするためには、Broadcomにアカウントを作成する必要があります。
Broadcomの公式サイトでアカウントを登録するには、画面上の「Register 」ボタンを選択します。

メールアドレスと画像内の文字を入力したら、「Next」ボタンを選択します。

認証コードを入力したら、「Verify & Continue」ボタンを選択します。

必須事項を入力したら、「Create Account」ボタンを選択します。

アカウントを作成する場合は、「I’ll do it later」ボタンを選択します。

② Workstation Pro 17のダウンロード
作成したBroadcomアカウントにてログインします。
Broadcomの公式サイトにサインインするには、画面上の「Login」ボタンを選択します。

登録したメールアドレスを入力したら、「Next」ボタンを選択します。

「次へ」ボタンを押して次のステップに進みます。

パスワードを入力したら、「サインイン」ボタンを選択します。

「Close」ボタンを押して画面を閉じます。

「Software」から「WMware Cloud Fundation」、「All Products」を選択します。

「My Downloads」から「WMware Workstation Pro」を選択します。

個人利用のWindows版「VMware Workstation Pro 17.0」を選択します。
個人利用なので、必ず「Personal Use」を選択してください。Personal Useが表記されていないVMware Workstatin Pro 17.0を選択するとライセンスキーが必要となります。

バージョン「17.5.2」を選択します。

「I agree to…」にチェックをつけ、「ダウンロードアイコン」を押すと、ダウンロードが開始されます。

「Yes」ボタンを押して操作を続行します。

必須事項の住所を英語で入力したら、「Submit」ボタンを選択します。

「ダウンロードアイコン」を押してファイルを任意のフォルダに保存します。

③ インストールの実行
VMware Workstation Pro 17のインストールと同時に、「VMware Workstation Player」もインストールされます。
ダウンロードした実行ファイルを起動すると、インストールが開始されます。

「次へ」ボタンを押して次のステップに進みます。

使用許諾契約書に同意する場合は、「使用許諾契約書に同意します」にチェックを入れ、「次へ」ボタンを選択します。

WHPを自動的にインストールする場合は、「WHP自動インストール」にチェックを入れ、「次へ」ボタンを選択します。

「次へ」ボタンを押して次のステップに進みます。

「次へ」ボタンを押して次のステップに進みます。

インストールを開始するには、「インストール」ボタンを選択します。

「完了」ボタンを押して処理を完了します。

インストール完了後、PCを再起動するとスムーズに動作します。
④ 初回起動と設定
スタートメニューから「すべてのアプリ」を選択します。

アプリ一覧から「VMware Workstation Pro」アイコンを選択します。

個人利用目的でVMware Workstation 17を使用する場合は、「個人利用目的でVMware Workstation 17」を使用にチェックし、「続行」ボタンを選択します。

「完了」ボタンを押して処理を完了します。

これでインストール完了!あとは仮想マシンを作るだけです。

WorkstationPro17のトラブルシューティング
- インストール中に「互換性の問題」が出た!
-
Windowsのセキュリティ設定やHyper-Vの影響でインストールできない場合があります。「Windowsの機能の有効化または無効化」でHyper-Vをオフにすると解決することが多いです。
- 起動しようとするとエラーが出る!
-
セキュリティソフトやWindows Defenderが干渉している可能性がありますので、一時的に無効にして試すことをお試しいただくと良いかもしれません。
WorkstationPro17を利用してみた感想
実際に使ってみて、とても便利という利点があります。特に良かったのは、仮想マシンをスナップショットで保存できる点。OSの設定を変更したり、新しいソフトをインストールした後に「戻りたいな」と思った時に、スナップショットを使えば簡単に元の状態に戻せます。
気になった点は、少し動作が重く感じることがあったことです。私のPCの性能にも依存する部分があると思いますが、高スペックなPCを使っていない場合、仮想マシンを複数立ち上げると少し遅くなることもあります。
まとめ
VMware Workstation Pro 17をWindows11にインストールする方法について紹介させて頂きました。
VMware Workstation Pro 17は、仮想環境を簡単に構築できる便利なツールです。
特に、スナップショット機能はテスト環境の構築に役立ちました。「難しそう」と思っていた仮想環境の構築が、実際にやってみると驚くほど簡単だったので、これから仮想マシンを活用したい方にとって、検討してみるのも良いかもしれません。

コメント