OneDrive Files On-Demandの設定が見当たらない?Windows 11で実際に試してわかったこと【2025年最新】

OneDriveを使っていて「Files On-Demandを有効化しよう」と思ったとき、設定画面にその項目がなくて戸惑ったことはありませんか?
私も同じ経験をしました。ネットの説明には「設定タブにある」と書かれているのに、実際に探してもどこにもない…。でも結論から言うと、Windows 11では名前と場所が変わっただけで、機能自体はちゃんと使えました。
この記事では、私が実際に検証した手順や便利さ、そしてトラブル解決方法までをわかりやすくまとめます。
Files On-Demandとは?
Files On-Demandとは、クラウドのファイルを「必要なときだけPCにダウンロードする」仕組みです。
PCの容量を圧迫せずにOneDrive上のすべてのファイルを管理できるので、特にSSDが小さいパソコンを使っている人にとって救世主のような機能です。
ファイルの状態は3種類:
- 雲のアイコン → オンライン専用(クラウドのみ保存)
- 白抜き緑色のチェックアイコン → ローカルに保存済み(オフラインでも利用可)
- 緑抜き白色のチェックアイコン → 常にこのデバイスに保持(オフラインでも利用可)
私はよく使う資料は「常に保持」、過去のデータや動画は「オンライン専用」と使い分けています。
白抜き緑色のチェックアイコンと緑抜き白色のチェックアイコンの違い
- 白抜き緑色のチェックアイコン
→ 一時的にデバイスに保存されています。
ストレージセンサー(※あとで説明)が有効になっていると、設定した期限を過ぎたときにデバイスからは自動 で削除され、クラウドだけに残ります。削除後はアイコンが 雲のアイコン(オンライン専用) に変わります。
- 緑抜き白色のチェックアイコン
→ こちらはストレージセンサーの設定に関係なく、常にデバイスに保存されたままです。
ストレージセンサーとは?
パソコンの空き容量を増やすための機能です。
ユーザーが決めた期間を過ぎたファイルを、自動的に削除してクラウドのみに残す仕組みです。
※設定: スタートメニューを右クリック > システム > ストレージ > ストレージセンサーをオン
こうして見ると、
- 「白抜き緑色チェック」=クラウド優先(期限が来るとデバイスから消える)
- 「緑抜き白色チェック」=デバイス優先(常にデバイスに保存される)
という違いになります。
オフラインでもアクセスする可能性の高いファイルは、「このデバイス上に常に保持する」を選択すると良いかもしれません。
Windows 11でFiles On-Demandが見つからない理由
私の環境で「Files On-Demand」という文字が見つからなかった理由は、表記が変更されていたからです。
- 旧バージョン:設定画面に「Files On-Demand」と明記
- 新バージョン:「ディスク領域の解放」や「すべてのファイルをダンロードする」と表記
つまり同じ機能なのに名前が変わっているため、知らないと「消えた?」と勘違いしてしまうんですね。
Files On-Demand(ディスク領域の解放(オンライン専用))の設定方法
タスクバー右下の雲アイコンを右クリックして「設定」をクリック

昔のように「Files On-Demand」というタブはありません。「詳細設定」を選択し、下方にスクロールすると「ディスク領域の解放」というボタンがあります。

「ディスク領域の解放」ボタンを選択すると、オンライン専用モードが有効になります。

OneDriveフォルダを開くと、ファイル横に雲やチェックのアイコンが表示されます。

私は、OneDrive初期設定で、ディスク領域の解放(オンライン専用)にし、「よく使う作業フォルダ&ファイル」だけを常に保持にしました。これだけでSSDの容量が一気に空きました。
トラブルシューティング(Q&A形式)
- 設定画面に「ディスク領域の解放」が出てこない
-
OneDriveのバージョンが古い可能性があります。公式サイトから最新版をインストールしてみてください。
- 企業や学校のPCでは設定できない
-
グループポリシーで無効化されている場合があります。管理者に確認しましょう。
- オフラインでファイルを開けない
-
そのファイルは「オンライン専用」になっています。右クリックして「このデバイスに常に保持」を選べばオフラインでも使えます。
- 容量があまり減らない
-
「常に保持」に設定したファイルが多いと容量は減りません。不要なものは「空き領域を増やす」でオンライン専用に戻しましょう。
実際に使ってみた感想
最初は「設定がややこしそう」と思っていましたが、やってみると驚くほど簡単でした。
SSDの容量に余裕ができただけでなく、クラウドとローカルの切り替えも直感的に使えます。
唯一戸惑ったのは「雲アイコン」と「チェックマーク」の意味を覚えるまでですが、慣れればすぐに理解できます。むしろ「どのファイルがどこにあるのか」が一目でわかるので便利になったと感じました。
まとめ
OneDrive Files On-Demandの設定が見当たらない?Windows 11で実際に試してわかったことについて紹介させて頂きました。
- Windows 11では名前が変わっただけで機能は存在する
- 設定は「ディスク領域の解放」ボタンを選択するだけ
- 容量節約と利便性を両立できる便利機能
私自身、最初は混乱しましたが、いまでは「なんでもっと早く試さなかったんだろう」と思うほど活用しています。PCの容量不足に悩んでいる人、ファイル管理をもっとスマートにしたい人には強くおすすめです。
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